コミックマーケット シンポジウム事務局では、コミックマーケットを代表とする、いわゆる「オタク事業」について着目し、それに関するさまざまなことを学術的な視点から明らかにしていきます。

　コンテンツ・ファッションなど日本を発信元とする文化が海外においても高く評価され人気を博すことは、日本に対する好意的な評価と文化的理解をもたらし、国際社会における日本の立場を安定させる効果を持つと考えられます。
　本シンポジウムは、コミックマーケットを代表例とする、このような文化を支える創作活動とそれを支える社会環境について、学術的な視点から明らかにすることを目的にしています。

　本シンポジウムは、多様な創作活動が一堂に会する「場」としてのコミックマーケットについて討論することで、日本のコンテンツ文化を際立たせている特質の一部を、コミックマーケットが形作っていることを、社会システム論とネットワーク経済という学術的な視点から明らかにすることを目的としています。